HONE >> BIZ IDEA >> 2007年のマレーシアIT関連統計


インターネット人口と普及率の推移

ITU: International Telecommunication Unionの資料によると、2007年におけるマレーシアのインターネット利用者数は1,500万人、普及率で56.45%であった。下表から、2000年以降は同国のインターネット利用者数が安定して伸びていることを見ることができる。

[マレーシアのインターネット人口と普及率の推移]

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Information resource:ITU

次にASEAN4とシンガポールのインターネット普及率を見ると、同域内におけるマレーシア市場の成長率の高さを見出すことができる。逆にインターネット先進国であったシンガポールにおいては、2004年以降に成長が停滞しており、マレーシアとの差が縮まっている。

[ASEAN4+Singaporeのインターネット人口と普及率の推移]

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Information resource:ITU

 

ブロードバンド契約者数の推移

インターネット普及率ではシンガポールに迫る勢いを見せているマレーシアだが、ブロードバンド契約者数になると状況は大きく異なる。2007年における契約者数は136.9万人、普及率で5.15%でしかない。クアラルンプールなどの都市部では、日本と比べてISP数は少なく、まだ低速ではあるものの、ADSLやワイヤレスなどのブロードバンド接続環境は充実している。ただ、都市部以外ではISPがまだブロードバンドサービスを提供できる段階になく、ダイヤルアップに依存している状況にあると言える。

[マレーシアのブロードバンド契約者数の推移]

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Information resource:ITU

ASEAN4とシンガポールの比較においても、上記格差の影響を見て取れる。インターネット普及率ではシンガポールに迫る勢いを見せていたマレーシアだが、契約者ベースのブロードバンド普及率ではその差は15%近くにも広がっている。

[ASEAN4+Singaporeのブロードバンド普及率の推移]

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携帯電話利用者数の推移

最後にマレーシアの携帯電話市場だが、固定電話が一般化していないこともあり、普及率はかなり高い。2006年に一度成長の鈍化が見られたものの、2007年には普及率が85%を超え、利用者数は2,300万人を記録している。ただ、日本と異なり通話とSMSでの利用がほとんどで、携帯電話でのネットワーク接続によるサービス利用といったことはあまりない。

[マレーシアの携帯電話利用者数の推移]

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Information resource:ITU

ASEAN4とシンガポールの携帯電話市場を見ると、総じて普及率は高い。同域内では固定電話の普及率は高くないものの、携帯電話は導入の容易さや利便性の高さが普及率を後押ししている。

[ASEAN4+Singaporeの携帯電話普及率の推移]

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Information resource:ITU

 

 

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